風を切って海沿いの道を走る心地よさ、そして自分との戦い。
こんにちは、ハワイナビです。常夏のハワイですが、やはり秋になると少し過ごしやすくなり、今が一番いい季節のような気がします。でも、そんなにのんびりしてるヒマはありません。もうじき12月がやってきます。そう、今年もまたホノルル・マラソンがやってくるのです!
自分との戦い、そして暑さとの戦い
仮装して走る人がたくさん!
★ホノルル・マラソンとは
毎年12月の第二日曜に開催される大規模なハワイの市民マラソンで、2011年の今回は39回目。今年は12月11日(日)に行われます。日本航空(JAL)が協賛しているので、現在の正式名称は「JALホノルル・マラソン」となっています。去年のランナーの参加者は約2万3000人で、そのうち約1万3500人が日本人でした。日系の各旅行代理店はたくさんの各種マラソン・ツアーを企画しています。
ゴールめざしてひたすら走ろう!
★ホノルル・マラソンの歴史
1973年12月16日にハワイ州に在住のジョギング愛好家162人によって行われたのが第一回大会。3年後の1976年に日本の市民マラソン・ランナーの先駆者である佐々木生道が初めて参加し、その後は年々、日本人参加者が増えていくこととなりました。1982年の第10回記念大会で参加者が1万人を突破し、1985年の第13回以降はJALが冠スポンサーになったことでさらに日本人参加者が増加し続け、現在では大会参加者の半数以上が日本人に。
去年の車椅子の部、一位と二位
★参加するには
フル・マラソンの場合は一般部門と車椅子部門の2種類があり、どちらも42.195キロ、26.2マイルを走ります。参加資格は、レース当日に7歳以上であること(14歳以下の子供が参加する場合、コース上は保護者と一緒の行動が義務づけられています)。
スタート・ラインでは緊張感が漂っています
★レース当日は
車椅子部門が4時55分にスタートし、その後、一般部門が朝5時にスタート。外はまだ真っ暗です。アラモアナ公園の前の道路からスタートして西に2マイルほど走り、ダウンタウンのアロハタワーでUターンして、そこからカピオラニ・ブルバード、カラカウア・アベニューを走りぬけ、ダイヤモンド・ヘッドを横目に見つつ東に東に走ります。カハラを抜けて、アイナハイナも走りぬけ、ハワイカイで折り返し、この時点でやっと17マイルくらい。そこからまた西に戻るのに9マイルほど海岸線を走り、ゴールはカピオラニ公園です。
★26マイルは走れないけど、レースに参加してみたい場合は
マラソン・コースの最初の10キロを歩く「レースデイ・ウォーク」というのがあります。こちらはフル・マラソン走者が全部スタート地点から去ったあと、朝の5時25分頃スタートで、同じくアラモアナ公園前の道路からスタートして、そのまま東に向かって10キロ歩き、カピオラニ公園でゴールです。
テントが目印です
★エイド・ステーション
コース内に何箇所もエイド・ステーションが設置されていて、転んで怪我をしたり、具合が悪くなったりした場合はここで助けてもらいます。紙コップに入ったお水をもらえるのもこの場所。一息つきましょう。
暗いうちは涼しいので、走りやすい
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エントリーするには
2011年大会のエントリーはすでに始まっています。申し込み方法は、ホノルル・マラソンの公式サイトに直接申し込むか、また日本の旅行会社のツアーを通じてエントリーすることもできます。
フル・マラソンを日本事務局に申し込む場合は11月4日が締め切りで、エントリー費は1万8000円。10キロのレースデイ・ウォークは5300円です。ホノルルでの現地受付はコンベンションセンターで行われるパケット受け渡し会場でのレイト・レジストレーション・デスクで12月7日~10日までで、フル・マラソンは260ドルです。
コンベンション・センターでパケットを受け取ります
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マラソン以外の関連イベントは
レース4日前の12月7日から、ワイキキあちこちでいろいろなイベントが行われます。ハワイ・コンベンションセンターでは12月7日~10日の間、選手のパケット引渡しと、マラソン・エキスポのイベントがあります。12月9日の夕方にはワイキキシェルでビュッフェ形式のディナー「ホノルル・マラソン・ルアウ」(事前に申し込みが必要)などがあります。
去年の女子の部、一位のゲブレさん
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完走者は
フル・マラソン完走者はTシャツと完走証とメダルがもらえます。Tシャツとメダルはゴール後にTシャツ受け取り会場にて受け取り、完走証は翌日に発行されます。レースデイ・ウォークはゴール後に参加証明書がもらえます。
ゴール地点は応援の人々でいっぱいです
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ゴール後のカピオラニ公園では
フィニッシュエリアにシャワーが設置されているので、走り終わった選手はここでシャワー水をかぶってクールダウンすることができます(もちろん服の上からですヨ)。そして、リフレッシュメントとして、フードコートと書かれたブースで水とリンゴとオートミール・クッキーのサービスがあります。走ったあとの栄養補給です。
大人気なのが、マッサージ。指圧スクールの生徒によるボランティアで、完走者は10分だけフリーで指圧マッサージをしてもらえます。
完走めざして、がんばって走りましょう!!
フル・マラソン42.195キロを走るのは簡単なことではありません。普段から走ってる人でもかなりハードなレースです。ハワイに行きたいからついでにマラソンにも参加しちゃおう、などと軽い気持ちで参加しても完走できない場合が多いので、エントリーする場合はそれなりの覚悟が必要です。参加すると決めたら、入念にトレーニングをして、ベストな状態で臨みましょう。完走後の達成感は、走った人にしかわかりませんよね。あの瞬間を得るために、さあ、がんばって走りましょう!
以上、ハワイナビでした。 アロハ~!